2017年8月23日水曜日

8/22研修会の報告

毎月第3火曜日に行なっている色彩心理学療法士研修会ですが、昨日8/22(火)に実施いたしましたことを報告いたします。



<time table>
10:00 開始・発表準備
10:15~12:00 描いた「月」の作品における自己分析&ケースシェア(可能性とその考察)
13:15~14:45 講義「神話からの色彩心理学的考察Ⅱ〜英雄神話・変容神話篇」
15:00~16:30 ケーススタディ「もう1つの家」

上記タイムテーブル通り、おおよそ進行いたしました。
「月」の描画のケーススタディにおいては、月を描くということは人にとってどのような行為になるのか、それを色彩(自然の表情学)という点から考察しながら、月を描くこと表現される人間の心理の可能性について、自己のケースを通しながら、また他者のケースをシェアしながら接近してゆく時間になりました。月の満ち欠け、円であることの意味、闇を描くという事、また、月のふるまいやあり方、その多様性について考える実りある時間にもなったと思います。
後半の講義においては神話にみられる意識の発展の形式をたどりながら、ウロボロス的なところから最終的に統合された高次のそれに至るまでの流れを高橋先生に講義していただきました。私や私の周りにいる大切な人たちが、どのような意識の発展段階にいるのか、その可能性や、今の時代において考えられる意識の発展段階に課題について、考えるに至りました。それぞれが私たちの根底に流れているこのような形式について、また古代のイメージの記録について、知ろうとすることが絵画や色彩を扱って人の心の全体性を見つめる芸術療法などには重要であることを思い知らされます。
最後に、次回のケーススタディのために、「もう1つの家」を実施し、グループ対話を実施しました。

以上で報告といたします。
次回は9月19日(火)10:00集合です。
色彩心理学療法士の資格保持者は、ぜひ参加して、ご自身の研鑽の時間としてください。ご予約必須です。

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